VZ PscのO-Cが面白い
机の上に散乱しているメモを片付けていて、この変光星の名があったのでちょっと調べてみました。(何を書いたのかよくわからないメモがいっぱいあります。。。)
VSXではEW/KWタイプで周期も0.2611865でGCVSと同じデータです。
vsoljのデータベースにはNgaさんとKisさんがいっぱい観測しておられます。
BAVではどうかと覗いてみました。そこにはO-Cのグラフがあってこんなのです!
これは、周期が突然ガラッと変わったということでしょうか?グラフの下にある食の要素はGCVSと全く同じなので途中から周期を変更してO-Cを作ったわけではなさそうです。E0の当初は実際の周期が要素の周期より少し長かったということですね。それが突然2150000すぎぐらいから今度は要素の周期より短くなったということでしょうか?
LL Peg
星の情報.jpで読みました。星の情報.jp
蚊取り線香のような渦を周りに撒いている星の姿、不思議だし美しいですね。
渦巻き模様が伝える星の最期のメッセージ - ニュース&コラム - アルマ望遠鏡 国立天文台
この大変に注目を浴びている星、VSXで見てみました。
https://www.aavso.org/vsx/index.php?view=detail.top&oid=25383
特別な記載はありませんね。AAVSOの観測データにもたった1つだけ。
VSOLJのデータベースにも観測はゼロ。
こんな地味な星でも大変に重要な星になるんですね。驚きました。
WDwintでモデル解析 続き
一応手動式で昨日はかなり良いパラメタが得られたので、モードをDCモードに変えてパラメタの組、q-i(質量比と傾斜角)やT2-omega1(第二星の温度と第一星のポテンシャル)の組み合わせでDifferencial Correctionというパラメタの改善をやらせてみました。なんどやってもエラーが出てこれまた困ったのですが、フォルダにできていたDCOファイルを一旦削除したりしていたら突然エラーがでなくなって改良されたパラメタが出ました。それらをアップデートして計算した位相図と観測からの位相図を描かせたらこんな具合。
なんとひどくなってしまった。がっくり!改善(?)前の方が良かったです。
WDwintでモデル解析 続き
昨日の続きをやってみたのですが、ポテンシャルの値を変えたくてもmodeをovercontactedにしてあるとできないので、そこが間違っているようです。そこでsemidetachedにしたらパラメタの自由度が増えました。まだ手動でやっている段階ですが、こんな具合。OphV931のデータです。
見たところ昨日と大差ないか?!
いろんなパラメタはこんな具合。
どのパラメタを変えるとプロットのどこが変わるのか、まだ良くわかっていない。先は長いし奥はすご~く深そう!まあ一歩一歩進んでいきましょう。
いつだったか食変光星のパラメタ、特に皆既食のある食変光星のパラメタを求めるのにMCMC法を使ったと思いますが、あんな風にこの場合もできないのでしょうか?ただパラメタの数がこっちは本当にボウダイなので計算もすごい量になるでしょうね!
Ngaさんなんかはこういうのをぱぱっと出来るのでしょうか?
WDwintでモデル解析を初めてやってみた
周期解析はだいぶ慣れてきたので、そろそろ新しいこともやってみたいと思っています。以前から食変光星のモデル解析がやってみたかったのでPoebeをダウンロードして少し試みたのですが、さあどこからはじめたら良いのかわからない。
大島さんがまずWDwintで始めると良いと書いておられたので早速こちらもダウンロードしてやってみました。
まずつっかえたのはソフトを開いて、用意した観測データのCSVファイルは全く無関係にパラメタをいろいろ入れていくところです。てっきりまずCSVファイルを読み込ませると思い込み、Load LCI fileをなんどやっても読んでくれないので一旦諦めました。しかしもう一度よーく説明を読んだらとにかくパラメタをどんどん決めてと、書いてある。そうかーと、そのとおりやってようやく先に進みました。
とりあえずたどり着いたのがこんな具合。まだ手動で決めた段階です。昨年観測から周期を見つけたV931 Ophです。
多色測光していないので、あまり正確な細かい数値が得られるとは期待していません。とにかく初めてやってみて大変だけどとても面白いです。
AstroImageJ フリーの測光ソフト
今朝たまたま久しぶりにAAVSOのホームページに行ったら、Forumの記事のタイトルに「高精度の差測光の最高のソフトは?」という質問があるのを見ました。
https://www.aavso.org/content/best-software-very-accurate-differential-photometry-work
それに対し、Arne Hendenがどの測光ソフトでもいまなら質は悪くない、むしろ観測方法を工夫して良いデータを得るのが大切だとまず答えていました。そう、そのとおりですね!
それでもソフトに関してAIP4Winがいいという人もいれば、MuniWinが良いという人もいたりしました。中で、AstroImageJが最高だという人がいたので、これはなんだろうと見てみました。
このサイトで説明やらダウンロードがあります。フリーソフトでオープンソースです。
http://www.astro.louisville.edu/software/astroimagej/
まだ説明書片手に試しをやっているところですが、なかなか良さそうです。
もともとはImageJという主に生物学のために作られた画像解析ソフトがあってそれに天文向けのプラグインを作ったらしく、ぐぐってみるとImageJについてはいっぱいでてきます。
何が出来るかは上記のサイトで読んで頂きたいですが、例えば大きなアパーチャを取ってバックグラウンドを測定する場合に他の星が入ってもそれを取り除いてくれたり、望遠鏡の反転前後で値がずれるのを補正することができたりするようです。ただ、そのわりには反転した後のフレームをそれまでの星の選択位置ではどの星が変光星なのか見つけられないようで反転したところで測光が止まってしまいます。どうすればこれを避けられるのかはまだ解っていません。
特にこのソフトはExoplanetを見つけるのに考えられたようで、それなりの高精度が期待できそう。JDをHJDに変換するのはもちろん、BJDに変換もできるようです。Dynamical Timeまであります。
測光結果がどんな表の形で出力されるのかはまだ見ていません。でも測光した途端にものすごい量のデータがアウトプットされます!(それを減らした表にすることも簡単にできますが。)
下はOQ Gemの測光をやり始めるところです。選んだ星がsaturateすると赤の印がでたり、リニアリティの限度近いと黄色の印がでたりもします。(その敷居値は自分で設定できる。)とにかく色々便利に考えられていて、大体は直感的に扱えそうです。
あ、これはJAVAで動いているのでLinux Mac Windowsどれでも動かせるそうです。
僕はWindows 7 で64bitで動かしています。ヴァージョンは最新の3.2.0.。
どなたかもう経験がおありでしたらお教えください。
今気がついたのですが、AIP4WINはタダでダウンロード出来るんですね!
随分ライセンスを取るのにめんどくさいことをさせられ、その上、最大3台のコンピューターにしかインストールできないと脅されていたのに。
StarLight Pro の W UMaがおかしい?
Ngaさんが紹介しておられたStarLight Proをインストールしていろいろ眺めています。
かの有名なW UMaを見たら変です。ライトカーブもおかしいし、表示される二つの星の形状、距離、光度が全部おかしい。なんか別の星のデータが入っているのではないかと言う気がします。
星の名前を、何処かアルファベット順にでも並んでいる中から選べるかとメニューを探しましたがなさそう。どなたかご存知ですか?
仕方ないので星の名前全部と番号をexcelに打ち込んで索引を作ってみました。