20日に見つけた新変光星KaiV68
発見したのが20日なので昨晩までで、4回しか観測できていません。毎回ほぼ同じような時に極小が来るようです。
昨晩は撮像時間を120秒にしてみました。雲があまり来なかったので朝まで観測できました。観測回数は少ないのですが、周期を求めて位相図を作ってみます。
こんな感じですから、まずEWでしょう。周期が0.4869..と半日に近いので毎日同じようなところに極小が受かるわけです。一日経っても0.026日ぐらいしか極小の時刻が早くなりません。今晩も観測開始しましたが、第二極小が朝方受かるでしょうか?
KaiV57がVSXに登録できました
先日完成したKaiV57の位相図にAPASSの唯一のデータポイントを加えたらホンのわずかカーブからハズレます。周期を0.000001日長くするとちゃんとカーブに載りました。
その周期と今まで使っていた元期で位相図を作り、セバスチャンに意見を求めました。
僕はタイプをEBとしましたが、彼は極小、特に副極小が尖いのと、周期がEBにしてはやや短めなので、EWとするべきだとのこと。
昨日登録申請して、けさOKが来ていました。
これで登録できた新変光星は39個となり、あと一つで40個!今調査中のKaiV68(先日67と番号をふったのは間違いで、もうすでにあったので、68です。)をなんとか今季中に周期、タイプを決めて登録したいものです。
これがKaiV57のVSXでのページ。
https://www.aavso.org/vsx/index.php?view=detail.top&oid=512971
KaiV57の全位相を観測
昨晩も雲が度々通過の状況でしたが、なんとか第二極小が受かり、これで全位相をかんそくしたことになりました。やはり昨年のデータを入れたほうが周期が精度良く得られるので、位相図にも入れました。水色が昨晩、8月21日の観測データ。
KaiV57 昨晩のデータを入れて位相図
昨晩のデータを入れる代わりに、昨年のデータはクリアフィルターで観測したものだったので削除して、PDMで周期を求め、昨晩の観測から第一極小を求めて元期として、位相図を再作成しました。青が昨晩のデータ。
第一極大の方が第二極大より暗いです。少しばかりオコンネル効果があるようです。
今晩もこれから観測します。そうしたらおそらく第二極小が受かるので早くも全位相が完成します。
KaiV57を観測していてもう一つ新変光星
昨晩、20日夜は観測開始時は綺麗に晴れて透明度、シーイングも良く大変期待したのですが、途中で雲が通過、明け方前にはベタぐもりとなりました。
しかし好条件で写野に写った星の数(muniwinが検出した星の数)は800を超えました。
さらに一つ新しい変光星を見つけました。KaiV67
追記
この番号がダブっていたので、KaiV68にします。
新変光星KaiV57の姿が見えてきた
これの続きです。
このところの夜の晴れ方は、一応晴れていても雲がしょっちゅう横切ります。18日、19日の夜の観測は雲のせいで穴があいたり、スキャッターが多くなりました。それでも使えるデータだけでも使って、さらに昨年のCフィルターのデータを少し暗くしたものも加えて周期を求め、位相図を作ってみました。周期はもう一息改善できるでしょう。黒は昨年の発見時のデータ、赤は18日、緑は19日のデータ。
まあ、こんな感じで、EBタイプでしょうか?
セバスチャンが見ると、どちらかと言えばEWと言うかもしれませんが。。
今晩は今のところ綺麗に晴れ渡っていて透明度もシーイングも良さそうで、良いデータが取れるかもしれません。
追記
上の位相図の元期と周期を少し改良しました。副極小の観測データが欲しいです。
新変光星KaiV57を観測
昨年、11月29日の観測で見つけた白鳥座にある新変光星KaiV57を観測しました。
発見当時のブログの記事です。
昨晩も雲がちょくちょくやって来る状態で、観測データも穴だらけだしスキャッターも多かったのですが、一応変光周期の半分くらいをとらえられました。まだまだデータ不足でこれでは周期も変光範囲も全く決定できない。観測続行です。