「ASAS111340+1749.1の周期の変化」の続きです
昨日は、一つの観測シーズンのデータでPDMをやっても、データ数が少ないとあまり意味が無いだろうと、隣り合った観測シーズンのデータを組んでデータ数を多くしてPDMをやってみました。
でも、今日思い直して、PDMならばデータ数が少なくてもひょっとしたら意味のある周期、そしてその変化が求められるかもしれないと、まず、各観測シーズンごとの周期Pを求めてみることにしました。
データセット1はCRTSの観測が始まったばかりの最初の観測シーズンで、データ数が少なすぎて意味のある周期は求まりませんでしたが、他のデータセットではこの表のように周期が求められました。 (ちなみにCRTSデータ全体で周期を求めると、0.4212462(2)dです。)
得られた周期を観測シーズンごとにプロットしてみたらこうなります。
このグラフでは、この変光星の周期が2年で減少して次の年に増加しているように見えます。(もちろん、この変化が周期的だとしても、それがきっちり3年のはずはないので大雑把な言い方です。)最長周期と最短周期の差は0.00012d、約10秒です。
そして、各データセットごとに求めた周期で作ったPhase Plotで、順番にデータセット2から8までです。
中でも、周期が減少から増加に転じるデータセット3と6のPhase Plotが乱れているのが目につきます。(データセット7も?)
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3
4
5
6
7
8