昨日の観測
昨日は、ご丁寧にもう一度ASAS111340+1749.1を観測しました。
今回は減光期の観測が出来ました。比較星はもちろん前回と同じで、そのV、Rc、Ic magには始めからAPASSのデータを使いました。
3色でのライトカーブ(上からIc、Rc、V)はこのようでした。また雲に中断されてます。
そのデータからV-Rcの変化をプロットすると
同じく、Rc-Icの変化をプロットすると
こうなりました。減光にともなって
V-Rc 0.16--->0.21
Rc-Ic 0.21--->0.23
したがって
V-Ic 0.37--->0.44
と変化しています
この変化をでKatさんが紹介して下さったサイトで見ると
http://www.stsci.edu/~inr/intrins.html
スペクトル型での変化は、V-RcからはF3--->F5、V-IcからもF3--->F5の変化があったと言えるようです。
今回、減光期に増光期とは反対方向の色の変化が見られたわけで、前回の増光期の色の変化がエアマスによったものではないということがこれではっきりしました。(エアマスの変化は両観測共にほぼ同じ)
最初の観測だけで、一応この変光星がRRcと言えたと思いますが、今回の観測でそれが確認できました。
最初の観測を比較星のデータにAPASSのデータを用いて処理したライトカーブをここに付け加えておきます。