muttenz's blog

スイス星空だより

AIP4WIN MXT(Magnitude extraction tool) 

観測したフレームはAIP4WINで測光していますが、変光星とComp.Star とCheck Starだけではなく幾つもの星を何十枚のフレームで測光するためにAIP4WINの中にMXTという機能がついてます。これを使うと、フレームの中から星像を(自動)検出して測光してくれます。(少しずれても追跡してくれるはず。)

標準システムへの変換の係数などを求めるための、一歩としてこのMXTを試してみました。ところが、最初はなんどやっても出てくる結果はほとんどの星のデータは20.0000という数字ばかり。インターネットで調べてみたら、同じ状況で困っている人の質問が出てたけど、それに対する解答は書いてない。

いろいろ試行錯誤の末、ゼロポイントを0ではなく、他の測光の時にやるように、19.5と入れて見たらOK.ここまでで、くたびれてしまった。

 

現在は観測中。昨年8月末頃に観測した、ASAS1747 のあたり。

久しぶりなので、Guide9.0の星図と何度も見比べて確認していたら、星図に載っていて、昨年のフレームには全然写っていない13.6等の星がある。3UC 222-136050

15等の星が十分に写っているので、これはおかしいと今Vizierで調べてみたら、その位置には星がないという!CRTSで見ると3秒ほど南に18等くらいの星があるらしい。

CSS_J174755.7+205853

このライトカーブはちょっと変わっています。

saturated Noだけど、blended Yesのせいだろうか?

SIMBADのボタンをそこで押すと、やはりなんの天体もないと出る!幽霊話みたい。

3UCのエントリーはノイズだったんだろうか?リアルだったんだろうか?