ASAS154808+1612.3の観測から周期を決定
6月30日に続いて7月1日もこの変光星を観測出来ました。しかし薄雲がずっとあって観測の精度は悪いです。でも予想通り極小が観測出来ました。
これで、この星の全位相が観測できて穴が埋まりました。昨日のブログで書いたようにこの星の周期の候補が3つあります。それらの周期でPhase plotを描いてみました。
周期の短い順に載せてあります。
一番短い周期、0.2850d。これだと濃い緑色の極大へのカーブを黒の増光部分に合わせると極大後オーバーハングになってしまう。極小のカーブ(薄緑)も同様。
2番めの周期、0.3989d。増光、極大、減光、極小すべてなめらかにつながります。
一番長い周期、0.6646d。これだと極大後も極小後も穴が開いてしまう。
以上のようなわけで、この星の周期はほぼ0.399d位になるわけです。
全データでPDMを用いて周期を求めたら、0.39885(3) d.となりました。
APASSのデータ(たった3つ)を入れてPDMで周期を改めて求めたら、0.398893(6)dでした。
さっき、VSXにRevisionを報告したら、すぐにOKが届きました。