ASAS042040+1643.1の周期
夕べはコンサートに出かけて帰るのが遅くなってブログを書けませんでした。
昨日はASAS042040+1643.1の周期を求めていましたが、まだいわば工事中です。
ASASのサイトでは周期は0.350458dとなっていて、Phase plot はこうです。
この星をCRTSで見ると、CSSのデータとMLSのデータと両方利用できますが、CSSのほうが量が多い。そのデータでCRTSのサイトでPeriod searchをさせたらこうなりました。
これはひどい!CRTSのサイトで周期を探させるとだいたい納得のいく周期を見つけてくれるのですが、時にはこんなふうにちょっとめちゃくちゃのものが出てきます。
まったくの当てずっぽうなのですが、データをHJDに直さないで周期を探しているのではないかと言う気がします。
CSSのデータだけで(もちろんHJDに直して)PDMを用いて求めた周期は、0.4251502(6)dで、Phase plotもこんなに綺麗なのができます。
このCSSのデータとさらにMLSのデータ、その他いつものようにNSVS、ASAS-3、APASSもダウンロードし、上記の周期でPhase plotを作ったのがこれです。
オリーブ色はNSVS、水色はASAS-3、青はCSS、紫はMLS、赤がAPASS(4個しかデータはない)です。
これではどのデータセットも光度がそのままなのでライトカーブが一致しません。これから、どのデータセットをどのくらいずらしていくかがちょっと微妙で面倒なのですが、どのライトカーブもAPASSの点にうまく乗るようにします。
その後でゼロ点を合わせたデータ全部を使ってPDMで周期を求めます。その周期でもう一度Phase plotを作ると場合によってはライトカーブの位相がややずれてAPASSの点にうまく乗らなくなることもあり、その場合にはまたそのライトカーブを上下にずらす必要が生じます。