スイスに戻って初観測
猛暑の日本からスイスに戻りました。
スイス でも、このところかなり暑い日があったそうですが、現在では日中の最高気温は25度くらい朝の最低気温は12,3度くらいでとても過ごしやすいです。
しばらく、インターネットから隔絶している間に、いるか座の新星が出てしまいました。日本にいる間にそのニュースは聞いたのですが双眼鏡もないので、こちらにもどってからようやくその姿を見ることが出来ました。
さて、昨晩8月21日の夜晴れたので、ASASNで検出されたばかりという、CSS_J173003.0+482118のアウトバーストを観測してみました。観測は実に4週間ぶりです。ただ、満月がこうこうと夜空を照らしていて条件はよくありません。
これが観測した写野です。
また、アパーチャーをいろいろ変えて測光してみました。
r=2.6pixel
r=2.9pixel
r=3.2pixel
r=3.5pixel
r=4.0pixel
私のC-11は望遠鏡の傾きが少なくなってくるとピントが少しずつ狂ってしまいます。今回観測のはじめには、望遠鏡はほぼ天頂を向いていたのですが、終わりには仰角30度を切っており、だんだん星像が大きくなっています。
だから、アパーチャーを小さく取ると始のうちS/N比は良くても、星像が大きくなって来るとライトカーブがぴょんぴょん飛んでしまうのでしょう。チェックスターのライトカーブが、測光の際にアパーチャーを大きく取ると平坦になっていくのがはっきりわかります。
vsoljへの報告にはr=3.5の測光結果を報告しました。
pdmでこのデータでありそうな周期を探したら、0.096d、0.075dなどが見つかりましたが、はっきりしません。