ASASの周期を系統的にチェックしてみよう(続き)
いままでで、ASASの食変光星で最大光度が13等以下で、北半球にあるものの周期はほぼ全部チェックしたことになります。(VSXにまだ完全に報告していないものが幾つかありますが。)(約30個の星の周期が間違っていました。)
さて、見たこともここから見えるはずもない南方の星のことをインターネット経由のデータだけでいじくり回すのはちょっと気が引ける感じもしますが、思い切って同じようなことを南半球でやってみようかと、手始めに赤経0時から6時の13等以下の食変光星をASASのカタログから選び出したところ、133星ありました。
今日はASAS001508-5335.4の周期についてです。
ASASのカタログでこの星の周期は0.239485dとなっています。(VSXでも同じ)
しかし、ASASのサイトででてくるこの周期を用いたphase plotは次のようで、これはひどい。
CRTSのサイトでこの星のデータがありました。(CSS_J001507.8-533522)
CRTSのサイトのperiod searchをやらせたらこんなものが出きました。
これもひどい。0.597...の周期はもちろんハズレでしょう。
結局このデータをダウンロードしてHJDに直しPDMで周期を探したらあっさり出ました。0.3150574d
ASASのデータをこの周期でphase plotすると、綺麗になります。
同じくCSSのデータも。