KaiV5と KaiV6
以前ブログに書いたように
http://muttenz.hatenablog.com/entry/2013/10/01/054436
KaiV5をVSXに報告しました。そうしたらすぐに受理されました。
ところが、引き続きKaiV6の方を報告したら、Sebastianからメールが来て、KaiV5のphase plotで第2極小が0.5の位相のところに来ていないし、極大の光度がかなり違うが、KaiV6も同じように極大光度が違うし、どこかこれはミスがあるのではないかと思うとのこと。PDMとテータのグラフを送ったりcomp.starは変光していないなどいろいろ説明したが、自分で周期などを探してみたいからデータを送って欲しいという。そこで、両方の星の今までの全データを送ったら、昨日彼も結局ほぼ同じ周期しか得られなかったという返事が来た。彼の求めた周期でphase plotを作りなおし報告。無事受理されました。
KaiV5 P 0.46138 (Kasai)------0.461393(Otero)
KaiV6 P 0.400430 (Kasai)--------0.400424(Otero)
それから、この2つともEBタイプだが周期が0.5より短い短周期のEBとのこと。
(VSXがあげている各タイプの特徴には、EBはだいたいPが0.5d.より長いとあります。http://www.aavso.org/vsx/index.php?view=about.vartypesでEBの項参照)
毎回長ったらしい2MASS J19582787+1636359なんて名前で説明するのは面倒だったので、自分でつけた整理番号、KaiV5やKaiV6を使ったら、それをクロスインデックスにいれても良いと言われ、星の同定の欄に書き込みましたが、それがVSXのデータに載っているのを見るとなんとなく嬉しい感じです。
今までこれで、KaiV1から6までと、KaiV11がVSXに登録されました。
これから、KaiV8、KaiV12、KaiV13を報告するべくデータを整理してます。
天気が許せば、KaiV12とKaiV13をフィルターをつけて少しでも観測できたら良いのですが、毎日グレーの空で当分ダメのようです。
今まで発見した新変光星のほとんどはCVの観測の際に見つけました。