MN Draを観測中です

先日来、音楽関係のお客さんが来ていて忙しくしていました。

spira mirabilisというオーケストラがバーゼルに来て練習と演奏をしました。曲はシューマンの４番の交響曲。彼らは指揮者無しでしかも皆で討論をしながら曲を仕上げていくということで、今大変に注目を浴びているオーケストラです。ただ、今回はシューマンの４番の演奏解釈に関してオーボイスト、指揮者、作曲家のハインツ・ホリガーが意見を述べ指導しましたが、演奏会では指揮者なしでした。

このオーケストラの名前、spira mirabilis（驚異の螺旋）は実は対数螺旋のことで、ちょうどここバーゼルにいた数学者、ヤコブ・ベルヌーイが深く研究した螺旋です。拡大しても縮小してももとの形に重ね合わすことができるという性質を持っているので、オーケストラの大きさにかかわらずその性格が保たれるということを表すためにこういう名前にしたのだそうです。ちなみにこの螺旋の形は、楽譜のバス記号に似てますね！

さて、久しぶりに晴れていて、MN Draを観測中です。始めてから５時間くらいになりますが、どんどん暗くなっているようです。そろそろ限界のようで、測光はかなり難しくなりそう！