KaiV18の近くにもう一つ新変光星KaiV19
4月始めにV767Cygを一度観測しましたが、そのフレームから明らかな変光星を見つけ、仮符号にKaiV18と名づけました。
http://muttenz.hatenablog.com/entry/2014/04/09/052050
KaiV18を5月4日に再び観測したのですが、先週ちょっと出かけていたのでそのフレームの調査が出来ませんでした。今日、ようやく調査をやってみたらそのフレームにもう一つ変光星らしいものが見つかりました(KaiV19)。(ちょっと自信がなかった)
幸い、この辺りはSWASPで系外惑星捜索をやっているので早速データを探しダウンロードしました。
KaiV19=1SWASP J201708.95+530304.4
なんと7700あまりのデータがあります。ただ、かなり外れたデータも多いので、ヒストグラムを作って少しずつ絞ったデータ群でPDM解析をしました。
結局 13.85< <14.1の範囲にしたデータ群でのPDMが成功しました。
求められた周期は0.191600(13) d.で、その周期でphase plotを作ると
phave plotにすると
このようになり、まず変光星、周期はほぼ間違いないと思います。
さあて、タイプはなんだろうか?
ちなみに、V767Cygはもう暗くなってしまって今回の観測フレームにはほとんど写っていません。(左上の隅にある)