muttenz's blog

スイス星空だより

IO Com 続き

meinekoさん、いつもブログ読んでコメントを下さってありがとうございます!

Griffinさんや、大島さん伊藤さんの論文を読んで、地球からの視線がこの長楕円の長軸にほぼ平行しているらしいこと、二つの星がほぼ同じくらいの大きさであること、大島さんと伊藤さんの観測なさった食の深さが0.25等くらいで部分食であったことなどから、長軸の離れた側では第二極小は起こらないだろうと思いました。やはりそうでしたか~。

夕べ、ASASのデータでは食は観測されていないと書きましたがひょっとしたらともう一度考えなおしてみました。

今朝、大島様からKWSのデータの光度を1989年の食のライトカーブにそって合わせた場合の新しい周期を送っていただきました。

その周期でASAS、KWSのデータをフェーズ0.0付近でプロットしてみました。

f:id:muttenz:20141218183510p:plain

食外でのKWSとASASの光度はかなりよく一致しています。そして、ASASの二つの点、フェーズ-0.003付近のはひょっとしたら食の始まり辺りだったかもしれません。

大島様が今朝お送り下さった新しい予報です。

Prediction of mid eqlipse of IO Com in 2015season
Epoch        Period
2447605.1500     53.18837
E        Hel.J.D.                        UT            JST
177    2457019.49149     2014   12月27日    23h47m     8h47m    12月28日
178    2457072.67986     2015     2月19日     4h19m    13h19m
179    2457125.86823             4月13日     8h50m    17h50m
180    2457179.05660            6月5日    13h21m    22h21m