MCMC法でAK Eriの要素を改良
このブログでエリダヌス座であまり観測されていない食変光星の一つとしてAK Eriを紹介しました。
その時にGCVS(VSXも同じ)の要素などで作ったphase plotがあまり綺麗にならないので、少し周期を変化させてphase plotが綺麗になるようにして周期を求めた。
昨日のMCMC法で同じASASデータを使って周期などの要素を求めてみた。
MCMC法の論文は
Kato et al. 2013, PASJ 65, 23 (Appendix 1)
にあると加藤さんからお知らせがありました。ありがとうございます。
やり方は昨日と同じ。初期パラメータの値は勿論違う。
paraminit <- c(2.63,4432.64,0.13,12,4)
paramsd <- c(0.01,0.01,0.2,0.2,1)
でやってみた。
plot(pp)の図がどんどん変わっていくのが実に面白い!1回めから順に4回まで。
今回は3回めでもうグチャグチャになった。
加藤さんがvsoljのMLで指摘してくださったが、パラメータの選び方で演算に時間が余計にかかることがあったり思ったような解に到達しなかったりすることがあるそうなので、今回はp[5]をプラス1にとった。(昨日はこの値をマイナスにとっていたが最終的にはプラスになっていた。)
4回やった後で得られたパラメータ、そのSDの値。
> p
[1] 2.63038845e+00 4.43264697e+03 6.14129132e-02 1.19998635e+01 1.85180747e+01
> paramsd
[1] 4.51506981e-06 2.39928954e-03 1.60597658e-03 4.40956633e-03 7.72992435e-01
これらの要素でphase plotを作成。
比較のために以前作ったphase plotを載せておく。赤はKWSデータ。