動物たちの知能
天文とは全く関係ないのだが、昨日3SATテレビで見た番組が面白かったので書いてみたくなった。
この番組、これから6日間はここをクリックすると見られるはず。
「追記」
Katさんから、開始から30秒位経過したところでストップしてしまうとのご指摘を頂きました。
申し訳ございません。お目にかけられず大変残念です。ツイッターとかフェースブックを使うと友人に見せられると書いてあるのですが、ブログにどうすればよいのか分からない。そこで、少なくともいくつかの写真を入れて説明してみます。
http://www.3sat.de/mediathek/?mode=play&obj=48017
上記番組の5分のあたりで、ある鳥(ドイツ語がよく聞き取れなかった。Katさん何鳥でしょうか?)が人間がくれるパンくずをすぐには食べずに実にうまい使い方をします。
普通ならもらったパンくずを鳥は食べてしまうところですが、この鳥はパンくずを池に放り込む!
すると魚がパンくずに集まる。
そこを待ち構えて魚を捕まえる!
パンくずよりずっと美味しいものが食べられた!
それから、8分30秒のあたりでEichelhaeherカケスが細長いガラス瓶の中にある水に浮かんでいる芋虫を食べる所。水位が低いのでそのままではくちばしは芋虫に届かない。周囲にコルクと小石がある。どうやってカケスが芋虫を手に入れるか。素晴らしい!同じ状況を人間の子供でやってみてもなかなか出来ない!7歳の子が出来たようです。
まず小石を入れてみた。
次にコルクを入れてみた。
どうもコルクは役に立ちそうもないと、後で捨てます。
そしていくつも小石を放り込んで芋虫を食べられた!
この他、30分あたりからシジュウカラの実験が見られます。生活環境の厳しいところで生きてきたシジュウカラと楽なところで生きてきたシジュウカラとで、難しい状況をどう切り抜けられるかが違うということ。これを見るとある程度生活環境が厳しいほうがいろいろ思いついて生き残っていく能力が育てられるのだと感じる。人間でもそのような気がする。
右は寒さ厳しく食べ物を一所懸命探さなければならないところで育ったシジュウカラの子孫!(そういうところで育ったわけではなかった。)
左は何もしなくてもいくらでも食べ物があるところに居たシジュウカラの子孫!
金属のリングにはガラスがはまっていて、その下に芋虫があるのは見えるがリングをうまく取り除かないと芋虫は手に入らない。右のはすぐにそれを実行。ひだりはただ硝子板を突くだけ!
この番組の最後を飾るのは京都大学で研究されているチンパンジー、アユム君。
日本の方達はもうご存じの方が多いのだろうが、僕は本当にびっくりした。人間の目にはほとんど見て取れない数字の配置を0.06秒で見て覚えてしまう。いわゆるphotographisches Gedaechtnis写真記憶というのだろうか。
アユムくんはyoutubeで見られます。
この状況をゲームにしたのがこの下のアドレスで出来る。
やってみたが、僕は全くダメだった。