KO Aurその後
先日、位相図をセバスチャンに送ってから、さらにKubさんの第二極小の部分の位相図を送ったら、周期が本当にあっているかもう一度確かめろとのこと。(彼の目はすごいです。実際に周期がほんのわずか0.0000068日違っているのが後でわかりました。)
そこで、Zhangの論文にあったBertholdとZhangの極小時刻、それに元期を使って位相図を作りなおした(Zhangの元期はBertholdたちの時より観測技術が進んでおり精度が古い元期より良いことが期待される。ただZhangの周期は明らかに長すぎた。)
その結果、極小は明らかに左にずれており、今まで使っていた周期3.9538025日が長過ぎることがわかった。下の10.8等に並んでいる黒丸はBertholdの、赤いXはZhangの極小観測(ほとんど一点に集まっている)。
そこで、Kubさんの観測された第一極小がフェーズ0.0に乗るようなやや短い周期を探したら、3.953796日となった。
考えたらこれはほとんどGCVSに乗っている値3.9537957日ではないですか!
GCVSがどういう論文からこの周期を採用したのか分からないが、とにかく同じ結論に達したのは嬉しかった。
それなら、元期も周期もGCVSの値を採用することにして位相図を作った。
第一極小の部分。
第二極小の部分。
そして、全体。
これらの位相図をセバスチャンに送り、これで良いか?と訊いたらOKが出た。
Kubさんの第二極小の最新観測データのカーブが傾いて見えるのはやはりRS CVnと思われるのでタイプはEA/RSということになった。
位相図をもう一息綺麗にしてVSXにを送ろう。