KZ Cas の近辺にもう一つ新変光星 続き
昨晩もKZ Cas付近を観測しました。
タイトルの新変光星、KaiV49やはり確実に変光しています。
ペランソで周期やタイプを見つけようとしたのですが、うまく行きません。もう少し様子を見ましょう。タイプはRRではないかと思いますが。
それから、KaiV48の多重周期で周期4日ぐらいのがあると書きましたが、ひょっとしてこれは比較星の方が変化しているのではないかという疑いが出てきたので比較星の変化を見ました。(この際の比較する星をいろいろ換えても下図の傾向は、同じようにはっきり見られます。)
反転後のしっぽのようなところはあまり当てになりませんが、反転前の四角い帯の部分を見るとだんだん暗くなっています。
KaiV48がだんだん明るくなっていったのが、これで説明できます。下図参照。
この比較星も新変光星になるわけだけど、周期は長そうだし、変光範囲は今のところ0.1等ぐらいで、正体を見極めるのは大変そう。APASSによるとB-Vは2等近くあり、とても赤い星です。この星を比較星に使うと反転後の段差が起きないので使ってみたのですが、やはり比較星に赤い星を使うのは危険ですね。
追記
この赤い星のKWSのデータを解析したら、13.4日ぐらいの周期が見つかりました。詳しくはまた。