muttenz's blog

スイス星空だより

KaiV48, 49

秋分も近づき、当地ではこのところ雨やら曇りがおおくなり、気温が下がってきて最高気温が20度に達しない日が続いています。最低気温は12,3度です。

相も変わらず位相図やら、周期の話でつまらないかもしれませんが。。。

先日のKaiV49の位相図をセバスチャンに送ってなんだろうと訊ねたら、まず第一候補はELL、そうでなければEBだろうとのこと。そうすると周期を今までの想定の2倍にしなければならず、位相図に穴が開きそうです。観測で埋められるだろうか?

KaiV48の方は、反転後のデータがどれも反転前に比べて増光してしまっているので、反転前のデータばかり集めてみました。それから作った位相図です。

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これでは、振幅が変動している様子は全くわかりません。

これらのデータをPeriod04でフーリエ解析しました。

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Residualsは0.007等で観測誤差を考えれば上等でしょうか。変動幅はAmplitudeの合計の2倍で0.074等となります。

以前SWASPデータをフーリエ解析した結果とF1とF2が大変良く一致しました。

下はSWASPデータのフーリエ解析。

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下の図はPeriod04で得られた多重周期で算出したカーブと実際の観測のカーブの一例です。

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