V340 Per
ほぼ一年前にこの食変光星を観測しこの星のことを書きました。
その後でV404 Cyg(ブラックホール)の急増光などがあったりしてすっかりほったらかしになっていたのに気が付き再調査をしています。
なかなか一筋縄では行かない食変光星です。どうも周期が変化しているようです。GCVSやVSXに載っている周期から変わったというだけではなくひょっとしたら周期が増減しているようなのです。数十秒のオーダーぐらいでしょうか。
昨年の観測で得られた極小(Ngaさんの算出されたのを使っています。)を元期にして今までのサーベーデータや、BAVのデータベースにある1936年から1968年の極小観測などを一つの位相図にまとめました。
周期として、観測で得たライトカーブとNSVSのデータのカーブをあわせられる周期を一応採用しました。
データを時系列で並べると
BAV(水色、青)、NSVS、SWASP、APASS、Observationsとなります。
第一極小付近を拡大すると
SWASPデータの極小がフェーズ0.0より僅かに左にずれています。
BAVのデータはもう大外れです。