アルゴルタイプの食変光星KaiV59
KaiV58の方はあっさり片付いたのですが、こちらは周期を決めるだけでだいぶ手間取っています。今回の一番短い可能な周期は1.386ぐらいでその位相図は
赤の極小と水色の極小がぴったり重なるようにしました。
これでフェーズ0.5付近に極小や減光が見つかればそれでOKなのですが、まだ観測できていません。ただ、よーく見ると第一極小への減光部分が延べ3回観測されていますが緑が少し左にずれています。(減光直前の光度が揃っていないのが気になりますが。)
可能性としては、上の周期の二倍も考えられます。2.7723512
この周期だと水色の極小がフェーズ0.5にピッタリ乗りますが、やはり緑が少し左にずれます。
緑と水色が重なるように周期を少し変えます。2.79609
2.7723512と2.79609ではかなりの差0.0237日(=34分)で、ちょっと無視できない量です。残念ながら緑のデータでは極小前に曇ったせいで極小は観測できていません。
ひょっとしたらこのEAは弱い楕円軌道の可能性もあります。