OQ Gemの周期を探そう
極小が2回受かったのは大変に幸運で良いのですが、周期をどう探すか考えてあれこれスクリプトを書いたりしてだいぶ苦労しました。でも最終的にはクラシカルな方法で言わば手作業でやったのが確実なようでした。
現在のところ、Hoffmeisterの極小が2回、Frankのが2回、僕のが2回と合計6回の極小観測があります。これがそのリストです。
これらの極小時刻の間隔を求めます。
HoffmeisterとFrankの間が相当空いています。
これらの間隔に僕の極小観測の間隔がいくつ入るか、28.8688で割ります。
5番目は当然1になるはずの数値です。
他のをよく見てみましょう。1番目は22.75回、2番めは484.75回、3番めは24.5回、4番目は139回と思われます。
これらをベクトルにします。
少数点以下に0.75があるのは周期が28.8688では長すぎで、その半分ないし1/4でなければならないことを意味します。hを2倍してgを割ると各部分での周期が出ます。
これを見ると周期が一旦短くなってまた伸びたように見えます。
周期14.43日付近で極小データがどのように位相図にのるか試した結果、14.4320が良さそうとなりました。元期は18日夜の極小時刻です。赤丸がHoffmeisterで第一極小と第二極小にきれいに載っています。緑の三角はFrankの極小で1つ少し外れます。僕の極小は二つとも当然0.0に載っています。
本当の周期がこの14.4320日か、その半分の7.2160日かは後者の周期で計算して第二極小に当たる時に減光が見られるかどうかが決め手になるかと思います。
前者の周期で作成した位相図です。黄色が18日の観測で、その下に1月20日の極小データ(緑)がありますが重なってほとんど見えません。
後者の周期で作成した位相図です。
この位相図の要素で予報を作りました。
なお来る2月22日は第二極小なので変光範囲は小さいかもしれません。上記のように、全く変光がなかったら周期は2倍の14.4320が適当と決められるでしょう。あるいはnが奇数の極小データが偶数の極小データと異なっても周期は2倍と確実にいえますね。
とにかく今度は当たりますように!外れたら「狼少年」になってしまって誰も信じてくれなくなってしまう!
2月分
3月分