読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

muttenz's blog

スイス星空だより

ASAS113804-0026.5の多重周期がようやく見つかった!の続きです

今年はこの星を3月27日から昨晩までで14回観測しました。

f:id:muttenz:20170430184023j:plain

青が昨晩のデータです。全変動範囲が0.1等余りというかなりみみっちい変動なので良い精度のデータを得るのが難しいです。前回書いたようにDSCTの多重周期は二つ見つかってそれはほぼ確定しましたが、上記のグラフで見えるような長期の変動の周期がなかなか確定しないのです。緑と青のデータが得られる前のフーリエ解析では6日あまりの周期が強かったのですが、緑と青のデータが入ったら3.5日ぐらいの周期の方がピークが高くなりました。

以前ブログで書いたことがあるのですが、この星のASAS-3のデータでは周期3.48日ぐらいの周期で位相図を作るとそれらしいものが出来るのです。赤がASASデータ。

f:id:muttenz:20170430184816p:plain

ところが、今年の観測データのフーリエ解析では最初は6日の周期が強く、どうしたらよいかわからなかったのですが、ここ2日で3.5日の周期の方が強く出るようになり、ひとまずホッとしています。ほぼ3.5日の周期だと同じ位相を観測できるのが1週ごととなり、3月29日(水)に観測できた極大になかなかもう一度お目にかかれません。(以来水曜日の観測がない!)

とにかく最新のフーリエ解析の各周期でのdetrendedの位相図を作りました。

一番長い周期でしかも変動幅が一番大きい。

f:id:muttenz:20170430185410p:plain

今年、強い方のDSCTタイプの変動。

f:id:muttenz:20170430185527p:plain

もう一つの周期の変動。

f:id:muttenz:20170430185637p:plain

ただし、この3つの変動周期が見つかった後でも、この変光星の長い周期の変動がいったい何に起因するのかはわかりません。

下はフーリエ解析の結果です。F3(周期20日)のamplitudeが0.008等と意外に大きいのが何故かわかりません。比較星がこのぐらいで変動しているのだろうか?ただ近くに明るい星がないので検出は難しいです。これからの課題です。

# fourier analysis with data from 2017.03.27.-04.29
# after detrend
#       frequency /d          epoch                     period d.
F1 0.2852005550     2457838.66401     3.5063045371703
F2 17.2310145000   2457839.95527     0.0580348881954
F3 0.0495912869     2457823.66822   20.1648326250634
F4 16.2706233000   2457839.93370     0.0614604604607
F5 2.0073496600     2457839.85747     0.4981693124655

F6 13.2523318000   2457839.91602     0.0754584185705
F7 16.4524196000   2457839.92750     0.0607813333426
F8 0.3950465000     2457838.17884     2.5313475755386
F9 1.2242824600     2457839.71450     0.8168049716240
F10 14.5979604000 2457839.94855     0.0685027204211
F11 19.5425877000 2457839.94013     0.0511702961425
F12 3.6493509900 2457839.80934       0.2740213267346
F13 16.9572163000 2457839.97008     0.0589719434080
F14 12.2552746000 2457839.90324     0.0815975188349
F15 8.0163635500 2457839.93139       0.1247448414437