muttenz's blog

スイス星空だより

V443 Cas 昨日の続きです。

27日夜もひどい天気でしたが観測を開始しました。だんだん良くなってなんとかある程度の時間観測できました。食外のみになることはわかっていましたが、周期を2.74...日とした場合のフェーズ0.5あたりまで観測できるかもしれないという思惑がありました。実際には0.5までは行きませんでした。

周期を色々調整して一番良さそうなのを使って位相図を作りました。

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周期を5.48..として作ったものですが、昨日の食外の観測で減光が受かっているようです。(フェーズ0.2あたりの緑の部分です。)これだと、周期を半分にしたほうが良さそうです。

周期2.74...の場合の位相図です。

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周期をさらに調整したら、ASASSNのデータもかなり綺麗に26日の極小観測のカーブにのせられるし、Hoffmeisterの極小もフェーズ0.0に持ってこられます。

ただ、フェーズ0.4あたりの減光に対して、0.6-0.7あたりの部分は平坦で、0.5の軸に対して非対称に見えるのが気に入りません。この要素でのフェーズ0.5付近を観測しないとなんとも言えません。