周期未知の食変光星V578 Casを観測
ミュンヘンに出かける前にこの食変光星について書きました。
この食変光星の周期が1.011日余りと判明し、22日から23日にかけての夜に極小があるようなので旅行前でしたが幸い夜晴れたので観測してみました。一晩中晴れたのですが、残念ながら極小時刻には星は物陰に隠れてしまいました。
ASAS-SNのデータと組み合わせた位相図です。
この変光星の南東14秒のところに15等星があって、ASAS-SNのデータに光が混入しています。(ASAS-SNの場合17秒ぐらいが分離できる限度だそうです。)一応その15等星の光度でdeblendしてみたのですが、観測データよりそれでもまだ明るすぎますね。極小時の光度は17等台になりそうです。周期が一日あまりなのでスイスでは今月極小は観測できません。
この晩の観測フレームから一つDSCTタイプの新変光星が見つかりました。KaiV76