日本からスイスに戻りました
7月23日から約2週間半、日本に一時帰国していました。
帰国するたびに集まってくれる天文仲間と今回はスカイツリーを見たり、そこのプラネタリウムで流星についてのプログラムを見たりしてから、飲み会。楽しかったー!
集まってくれた皆様、どうもありがとうございました!
その後の8月はじめのフルート講習会も無事に終了、娘たちの演奏会も盛会でした。
さて先週の木曜日に成田からSWISSの直行便でチューリッヒに戻るはずだったのですが、運悪く台風13号がちょうどやってきて、この便はキャンセルされてしまいました。娘が乗った羽田発のルフトハンザ便は問題なく飛んだのですが。。。折しもお盆の前で、ヨーロッパに向かう便はどれも満席状態。代替便を探してくれるSWISSの職員も、「なかなか見つかりません!」と悲鳴を上げる有様。それでもなんとか金曜日のスカンジナビア航空のコペンハーゲン行きに空席があって、コペンハーゲンからチューリッヒに飛び、夜遅くに帰宅できました。
土曜日はとても良い天気となり、ぜひ久しぶりに観測をしたいと、赤道儀からはずしておいた望遠鏡をまた載せて、急いでいろいろと調整をしました。実際に観測を始めたらどうもバランスがうまく取れていないようで、オートガイドがうまく働きません。真夜中にあれこれやって25時半ぐらいになってようやくなんとかまともに動き出し、試運転をしました。
日曜日には夕方明るいうちからバランスを再度取り直し、キャリブレーションなどもし直して、V931 Ophを一晩観測してみました。この食変光星の周期は一昨年前に見つけてVSXに届けました。この星の周りにいくつも新変光星を見つけたので、そのチェックもやってみたかったのです。
昨晩のV931 Ophの観測データからVSXに届けた要素で作った位相図です。
第二極小が受かっていますが、フェーズ0.5から少し外れています。一昨年決めた周期、0.60604日がホンのわずかに長すぎたようです。
0.60603日にすれば0.5のところに極小が来ます。