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スイス星空だより

V583 Cyg の第二極小への減光を観測できたかもしれない?

周期未知の食変光星 V583 Cyg を再び観測 - muttenz's blog

前回のブログの続きです。

今朝、26.6時UT=夏時間の4時半ごろに第二極小があったはずで、昨夜は21時過ぎに観測開始。雲が頻繁に通過する悪条件で、最後には霧が発生して食の中心には程遠いところで終了でした。

ちょっと小さくて見にくいかもしれませんが、先日の第一極小と並べてみます。

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なんとなく僅かですが減光しているように見えませんか?

今までの位相図に入れました。

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黒のAAVSOのデータは明らかに明るすぎます。これらをカット。フェーズ-0.5から0.5にしてみました。青が昨晩のデータです。

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 前回の第一極小付近の位相図を見ると食の継続は約-0.06から+0.06まで。

今回のはフェーズ0.44より少し早く減光しているようです。

まあ、とにかくこの変光星の周期は今仮定している周期の2倍ではなく、そのままで良さそうです。