ASASJ071404+7004.3を観測 周期解析のつづき
先日来、赤澤さんが観測を続けて下さいまして、昨晩の観測ではフレア的な増光を観測できたそうです。赤澤さん、どうもありがとうございます!
このような現象を伊藤さんも観測しています。
私も観測しています。
このような増光がこの変光星の特徴のように思われますが、今まで見つかったこの急激な増光をきれいに全部重ねられるような周期は見つからないようです。ただほぼ重ねることはできそうですが。
とにかく今手元にあるデータ全部を使い周期0.1-1日の範囲でPDMで解析した結果です。
今まで有力視されていた周期は姿を消し、新しいピークがいくつか見つかりました。
深い方から順に4つの周期(0.4802 / 0.5700 / 0.3723 / 0.4028)で位相図を作りました。
一番深い値の周期での位相図です。
3つの急増光、水色、赤、青は0.0の前後に並んで
全く重なってはいません。
二番目に深い値の周期での位相図。
赤と青の急増光は0.0付近でピッタリ重なっていますが、水色は0.45あたりにあります。
3番めに深い値の周期の位相図。
あまり良くわからないかもしれませんが、水色、赤、青の急増光がほぼ0.0付近に集まっています。
4番目に深い値の周期で位相図。
赤と青の急増光は0.0付近で水色のは0.3あたりに離れています。
どうもこれだと言える周期は見つからないようです。
増光以外の部分のライトカーブの重なり具合は2番めと4番目がなんとなく重なっている感じで、1と3はぐしゃぐしゃに見えます。
加藤さんが書いておられたような周期、0.2482やその2倍は出てきませんでした。