EL Vir
Ngaさんのサイトで周期がわかっていない食変光星のリストを見てその数にびっくりしました。
http://binary.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-5d9f.html
昔は随分いい加減に変光星に名を与えたものですね。
もちろん、サーベイやコンピュータのまだない時代に何枚もの写真乾板から見つけ出すのは大変なお仕事だったと思います。
この間からやっているASAS食変光星の周期のチェックの手法でどうだろうと、試しにCRTSのデータがありそうなEL Virをチェックしました。
(今日は時間があまりないし、明日から週末まで大学時代の先輩がバーゼルとフライブルクの音楽大学を尋ねるお手伝いをするので、しばらくブログはかけないと思います。という状態なのでまだ大雑把ですが、EL Virについて書きます。)
EL Vir = CSS_J122846.8+052726で、そのライトカーブはこうです。
CRTSのサイトでPeriod searchをさせると、19.1211308dが出ます。
データをダウンロードして0.1dから10dまでPDMで周期を探してみたら、上記のほぼ半分の9.5616828dが強く出ました。
その周期でCRTSのサイトで描かせるとこうです。
14.7より暗いデータはミスか何かと思ったのですが、これだとちょうど極小のところに二つほど15等位のデータがはいります!
ASASのデータですらチェックするものがいっぱいあるのに、これはまたやりがいがある!?