muttenz's blog

スイス星空だより

ASAS010433+1723.3について

この変光星はASAS-3ではECあるいはRRCと言うタイプに分類されていて、周期は0.412513dと与えられており、Phase plotはこうです。

f:id:muttenz:20130710042105j:plain

あまりスッキリしていない。そこで、例のごとくNSVS、ASAS-3、CSS(CRTS)のデータをとってPDMで周期を求めてみました。

NSVSのデータからは  0.4125399d

ASAS-3のデータからは 0.4124947 d

CSSのデータからは    0.4124836 d

と少しづつ短くなっています。どうもこれはまたいつかのようにRRタイプのようです。(ASAS111340+1749.1のこと。5月4日以降のブログ参照)

やはりCSSからの周期で全体のデータのPhase plotを作るとNSVSのデータの位相がずれてしまいます。

オリーブ色がNSVS、青がCSS。

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CSSのカーブを見てもこれはEWではなさそうだし、NSVSのPhase plotもRRcの特徴が出てます。

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APASSのデータで、明るさの変化対B-V(表の一番右の列)の変化をみてみると

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 暗い時は0.49、明るい時は0.33くらいでF7.0からF0.0ぐらいに相当しているようです。

というわけで、今回はこの変光星はRRcという線でRevisionを出しましょう。