ASAS052212+2224.2の周期
一昨日のテーマ
http://muttenz.hatenablog.com/entry/2014/01/31/051741
の続きです。
昨晩(1月31日夜)、この星を観測してみました。これがそのライトカーブ。
終わりの方で高度が下がってきたのと時折薄雲が通過したので、後半はスキャッターが多いです。しかし、一つの極大と最後に極小らしきものが観測できました。これだけでも、観測した甲斐がありました。
下のphase plotは、周期を一昨日のリストの2番めの周期0.4369945 d.、元期を昨晩観測した極小で、ASAS3のデータ(青)、SWASPのデータ(紫)、昨晩の観測(黒)を用いて作成したものです。(ゼロ点を合わせてはいないので三段のカーブができています。)
完全に位相があっています!
同じデータをリスト4番目の、0.3584650d.でphase plotにすると位相が合いません。(ということは、ASASの周期は間違い。)
これで、この食変光星の周期は0.4369945(5) d. と確定しました。ASAS、SWASPそして、昨晩のデータと、観測された時期の間隔が相当離れているので、周期もかなり良い精度で決められました。これからVSXに報告できるphase plot を作らねばなりません。
ただ、僕が得たV magとASASのV magがずいぶん離れてしまっているのはどうしてかな?