さあ、今度はKaiV19の方だ
KaiV18を観測すると同じフレームにKaiV19が写ります。
この新変光星もSWASPのデータに入っていて、PDM解析で周期はほぼわかっています。http://muttenz.hatenablog.com/entry/2014/05/13/052906
シングルピークとすれば、0.19160d.です。
ただ、SWASPデータでの変動範囲が恐ろしく狭いので、これはDSCTタイプかもしれません。そこで、5月4日、6月6日、7日のIc、Rc、Vバンドのデータから、色指数が変動するかどうか確かめてみることにしました。実際には観測したVmagの変動幅が0.4等はあったので、DSCTの可能性はやや減ったかんじですが、とにかくデータを処理してみました。
5月4日下からV、Rc、Icバンドの光度変化。(どれもあまりはっきりしませんが、少し増光しています。)
そのときの色指数の変化。ほぼ平坦。下はV-Rc、上はV-Ic
6月6日 増光中
6月7日 増減光しています。(図の描き方が変わってしまいました。)
これもほぼ平坦です。
増減光の時に色指数が変化しないということは、この変光星は、EWと考えて良いのかな?