muttenz's blog

スイス星空だより

OT Lac の第二極小からの増光を観測

24日の夜に第二極小があると計算できていましたが、天気予報は雨。インターネットで雲の動きを見ていたら、雨雲と雨雲の間に晴れ間がありだんだんこちらに近づいてくる。雨が上がったところで急いで望遠鏡をセッティングして、雲が切れてくるのを待っていると、予想通り少しづつ雲間に星が見えるようになってきた。目的の星を導入してオートガイドなしで観測開始。時々は綺麗な画像が得られるが、時には全く写らないことも。とにかく、2時間以上外で頑張って星が写野の中にとどまるよう時々修正し、次の雨雲が来る前まで観測。夜中の2時過ぎに望遠鏡を撤収。

昨晩は問題なく観測できたが、ライトカーブが平坦な部分なので適当に終了。

この2回の観測データをphase plot に付け加えた。

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緑色の点で、フェーズ0.5と0.7位のあたりのがこの2回の観測データ。

第1極小からの増光と、第2極小への減光がこれからの課題。

日本の観測者の方にお願い。日本時間9月27日20時07分に第1極小があります。

もしどなたか極小前後、特に増光部分を観測していただけると幸いです。

比較星はOT Lacの南東にあるTYC 3991-2054 (Vmag 10.624)を使って測光していただけると、比較が容易になると思います。おそらく、第1極小は底があってある程度一定光度を保つと思われますので、上記の時刻はそれほどはっきりしたものではありませんし、増光開始が何時頃になるかもちょっとまだわかっていません。