IO Com 続き
昨日の話の続きで、Ohshima & Itoh (1989) の主極小観測のHJD 2447605.150とKWSの暗いデータのHJD 2456700.33209 から周期を求めると53.1882になり、Ohshima&ItohのP 53.1887との差、わずか0.005となりました。
大島様がこの周期53.1882と上記の元期2447605.150からこれから半年の主極小の予報を作ってくださいました。
Hel.J.D. E UT JST
2457019.461400 177 2014年12月27日 23h 8h
2457072.649600 178 2015年2月19日 3h 12h
2457125.837800 179 2015年4月13日 8h 17h
2457179.026000 180 2015年6月5日 12h 21h
日本では、最後の6月5日しかチャンスはなさそうです。
スイスでは12月27日には23時には高度たった3度で、食が終わるとみられる3時間後でようやく30度です。予報が少し後ろに外れたら観測できるかもしれません。
2月19日は条件がよくほぼ3時にIO Comは南中。食の開始から終わる直前くらいまで観測できるかもしれません。
後の2回はもちろん無理です。
さすが53日の周期の食変光星の食観測は全世界的にやらないとチャンスが少ないです。これで、後天気の方も恵まれないと。。。。
でも25年ぶりに食が観測できたら素晴らしい!