Period 04で多重周期を探す
Period 04は確かオーストリアでDSCTの周期を求めるために作られたものだったと思う。これはやはりフーリエ解析で周期を見つける方法。それも、基本周期を見つけそれによる変化を元の値から減算して、残りResidualsをまた解析して周期を見つけ、その値をResidualsから減算して。。。。と次々周期とそれに付随するAmplitudesを出していきます。
いつかもこのソフトについて少し書いたと思いますが、地味な画面ですがかなり速い!基本周期をASASのデータから見つけるのに3秒くらい。
上記のやり方で周期を次から次へと探した。
ここで、F1とF3のFreq.が非常に近いのに気がついた。
9.02951421 と
9.02926582
Period 04の説明によるとこのようなことはperiodic time shift(PTS)がある時によく起こるとのこと。いわばデータの波形が時間軸上で周期的に少し早い方に、あるいは遅い方にずれることのようだ。その場合はF3の周期はリアルではなくそのズレから起こるうなりのためとのこと。時間軸上での左右の動きの周期はここでは、0.018c/dとなった。つまり55.6日くらいで位相がぶれているようだ。
このPTSを計算に入れてさらに周期を求めた結果は。
上からF1,F2とし、周期に直すと
F1 0.11075d.
F2 0.17324d.
F3はさっき書いた唸りなのでリアルではない。
F4 0.12459d.
今日、lassoを使って、周期0.15-0.2d.のところを見てみた。
はっきりとピークがあり、0.166001d.
昨日の0.1107の右に低いピークがあったが、それは0.12458 d.
lasso P1 = Period 04 F1
lasso の第二周期が残念ながらPeriod 04のF2とちょっと異なるようだ。
lasso P3 = Period 04 F4
結論としては
P1 0.1107
P2 0.17 ぐらい
P3 0.1246
といったところか。
と書いたところで、P2の0.166も、P3の0.1245もaliasらしいと気がついた。
1/0.16600=6.02406、1/0.1245818=8.02685
1/0.1107482=9.0294921
差はほぼ整数となる。