ASAS113804-0026.5 続き
これの続きです。
昨夜、17日夜にまたこの星を観測できました。
変光幅は小さいものの、はっきり捉えられます。(望遠鏡を反転するときに手間取って少々大きな穴が空いてしまいました。)先日の14日の観測と合わせてPDMで周期を求めると、なんと0.06を切ってしまいます。
とにかく今まで通りの要素で昨晩のデータの位相図を作ったら。
これはおかしい。DSCTのような脈動変光星ではフェーズ0.0にMaxを持ってくることになっています。(比較星と変光星がほとんど同じ光度なので取り違えていないか何度も確かめました。取り違えるとちょうど極大と極小が入れ替わりますので。)
下のは14日の観測データだけで作った位相図。
なんと3日で位相が半周期分ずれちゃった!いくらなんでもそんなことはありえないので、周期が間違っているのでしょう。14日と昨晩のデータだけでPDMをやると確かにまた0.06日を切り、0.05913くらいの値が出てきて、2晩のカーブを重ねることができます。この周期で作った位相図
昨年は全部で10夜の観測があってそれらの観測データから得た周期は0.0610013でした。
これからするとひょっとしたら周期がこの一年で少し短くなったのかもしれません。
一体DSCTで周期が変化することがあるのか検索したら、「DSCTの周期の変化について」の論文があるようなので、考えられないことはないのかなと思います。今夜も晴れているので星が上がってきたら観測してみよう。
今は4年ぶりにSBS1108+574を観測中。ただ変動幅がこれまた小さい。。。