muttenz's blog

スイス星空だより

食変光星 TU Lyn 続き

この星のSWASPデータは数が少なくあまり信用できない感じ。

これまで得られた周期と元期で位相図を作ってみた。

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フェーズ0.0から外れたところになんやら極小っぽいところがありますが、SWASPでは時々すだれのようなエラーデータが起こるので、今回もその一種かなと思われます。

APASSデータもダウンロードして位相図。

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全部のデータが出揃ったところでまとめました。(全部のデータの光度はそのままです。BAVは1926年から1936年までののStrohmeierの8回の極小観測で便宜のために10.4等にしました。)

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APASSデータは随分ばらつきがあります。KWSはそのままで移動しなくても良さそう。NSVSは少し明るくしなければならないでしょう。

1929年の元期で、周期を38.9444日にしてNSVSデータでもKWSデータでも極小をフェーズ0.0に持ってこれるということから、この変光星の周期はほとんど変化していないと見てよいでしょう。