DN Oph
デジカメおじさんのブログでDN Ophが3月に明るかったという報告を読みました。
デジカメおじさんは、VSXには変光星のタイプも周期も不明となっているが、DN OphのASASデータでははっきりミラ型の変光星であることがわかることも指摘されています。
そこで、ASASデータをダウンロードして周期をPDMで求めました。周期は216.8日。
ただ、極大光度が変化しているのでどの値を極大光度にするかとか、極小光度はASASではわからないのでどうするべきかなど、セバスチャンにメールを書きました。
そうしたら極大光度は一番明るくなったときの極大光度を採用、極小光度はVizieRのデータにあるSPM4.0に載っている17.4Vを使おうとのことでした。
彼が指摘してくれたことで、前から気になっていたのですが、ASASデータのMAG_0、MAG_1、MAG_2などの列の扱いです。
これはDN OphのASASデータの一部です。
1つのHJDにつき、MAG_0からMAG_4までとMER_0からMER_4まであります。
MAGは各アパーチャーに対応してるとありますので、アパーチャーの半径を変えて測光したものと理解しています。(本当にそうかは知りません。)
そしてMERはそのアパーチャーに対応したエラーの値と理解しています。
以前から気がついているのですが、MERを見るとMER_2の値がほぼいつも他のMERの値より小さいのです。そこで僕はASASのHJD mag errの表に直すスクリプトでは基本的にはMAG_2とMER_2を使うようにしていますが、場合によってはMAG_0とMER_0を使えるようにもしています。
今回はMAG_0の方で位相図を作って元期もそのデータ中一番明るい日を選びました。
下の表はASASデータで一番明るい日の付近の抜粋で、MAG_0で11.544等の日、4572.82です。
HJD MAG_0 MAG_1
そしたら、セバスチャンが光度が12等より明るい場合はMAG_1を使うようにと言ってきました。MAG_1ではHJD 4574.79の11.594の方が明るいのです。
どうして?とメールを今彼に書いたところです。