KaiV61 昨年12月に見つけたDSCT型の新変光星 続きの続きです
昨年12月にやった観測と今年9月から10月にかけてやった観測データ全部をPeriod04にいれてフーリエ解析をしました。出てきた振幅が大きめ(0.01等以上)の周波数は今まで見つかったものとそれほど違う値ではありません。
F1、F3は昨年そして今年のデータから見つかった値にほぼ等しいです。
F2、F5の周波数、2と4は今年のデータから見つかっています。
この新変光星をVSXに登録すべく準備をしています。登録には見つかった多重周期それぞれの位相図が必要となります。
F1の周波数の波だけを取り出すと(これをdetrendといいます。)このようになります。
F3の場合。
F2の場合ちょっと変わったものになりました。
これは一体何でしょうね?ただし、以前ブログに書いたように、この周波数は昨年のデータでは出てきません。今年のデータでだけです。