OQ Gem のサーベーデータを位相図に入れてみよう
OQ Gem のサーベーデータとしてはASAS-SNとAPASSがあります。ASAS-3も一応ある程度の量のデータはあるのですが、やはりASASには暗すぎてあまり当てになりません。NSVSにはデータがありません。極小観測としては発見者のHoffmeisterのが二つ、Frankという人のが第一極小と第二極小それぞれ一つあります。昨日ブログに書いた元期と周期で位相図を作りました。
一応これでも満足できそうなのですが、サーベーデータを入れてみると、ASAS-SNのデータポイントが第一極小への減光部分で自分の観測カーブより左にずれています。それと、Frankの第二極小の観測(ピンク)が自分の観測カーブでみえる第二極小よりもっとフェーズ0.5から離れています。
第一極小付近の拡大図です。
周期をホンのわずか(0.00006日)長く2.40600日にするとASAS-SNがかなりきれいに緑のカーブに乗るようになります。
ところがそうするとFrankの極小観測はかなり右へ、Hoffmeisterの二つはもうこの範囲から完全に右にはずれて見えません。
この周期で作った全体図です。
まだ自分でもはっきりしないのですが、このように位相図がなってしまうのは、周期が変化したためか、それとも近星点が移動しているためか、どちらかのように思えます。
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