UGEMをいろいろと試みてみた 続き
http://muttenz.hatenablog.com/entry/2019/03/24/052818
の続きです。
あの時は10cm反射にキャノンの組み合わせで、食変光星を観測してみたのですが、
10cmでの食変光星の観測は出てくる画像の大きさがすごいです。1時間半もやったら数GBになってしまう。
今度はキャノンについてきたズームレンズ18mm-55mmで撮影してUGEMで測光を試みました。以前石垣島で18mmでノーガイドで撮影した画像をUGEMで試みてうまく整約できずがっくり来ましたが、55mmでProcyon付近を撮影したものは、整約したらちゃんとできました。しかし、出てきた焦点距離はなんと半分の27ミリです!それはまあ、どうでもよくて、整約できることが肝心です。画像をUGEMに測光をしてもらうとずらずらっと次から次へといくつもの変光星の測光の様子が出てきます。今まで見たこともないものばかり。大変に感激しました。
残念ながらピントがあっていなくてドーナッツ状になっています。。
この分ならやってみる価値はあるかもしれないと、カメラとミードのファインダーを一緒にして反射望遠鏡の代わりに赤道儀に載せる板を作りました。そして昨晩またProcyonから撮影を始め、2分おきに30秒露光で10枚、その後は赤経で30分東へずらして同じように。全部で4箇所の撮影をしました。それを今日UGEMで整約。結果はなかなか良い感じです。比較のために前原さんのKWSで該当する変光星の最近のデータを見てみましたが、ほぼ0.1等以下の違いでした。一つのフレームで大体30個の変光星が受かっています。(varlistのリストにもよりますが、30秒露光で約10等どまりでした。)
その比較の最中に一つの食変光星に行き当たりました。KW Hyaという明るい食変光星です。
この星のKWSの測光データが面白いです。vsolj-obsを見たら、もうい~っぱいの観測データがありますね。この星をご存知の方はきっと多いことと思いますが、私には全くの初対面でした。この続きはまた明日。。