Canon EOS Kiss X7 のリニアリティーについて (6)
先日大島さんが、ピント少し外してドーナツ状の星像でもAIP4IWINではちゃんと星像として認識してくれますよと書いて下さいました。
下は以前に載せた2段ピントを外して撮影した画像ですが、最初はこれを調べても役に立たないのではと考えましたが、念の為にAIP4IWINで調べてみようと思い立ちました。
やってみたらちゃんとデータが採れます。アパーチャー径は更に大きくとって5としました。
ピーク値は流石に下がって7等台の星でも16000!しかし星像が広がっているのでトータルには6万を超えています。(昨日の組み合わせでは半分の3万でした。)
これをグラフにしますと。
見事に7等台まで線形モデルの直線に乗りました。しかも「高輝度側、階調優先」のオプションなしでです!もし更にこのオプションをするとフラックス値が半分くらいになってしまうので結果的にはエラーが増えるだけなのではないかと考えられます。
色々と紆余曲折があって、最終的には先輩諸兄のおっしゃるように「ピントをぼかして」が一番効果があるやり方のようです。
長いお話を読んでくださったのに、最後には「なーんだ」となってしまい申し訳ありません。
どっと疲れが。。。。
(ただ、「高輝度側、階調優先」のオプションで、ピントをきちんと合わせなければならず測光を必要としない天体写真、例えばオリオン大星雲の中心部の明るい部分が白飛びをおこさないように出来るかもしれません。自分ではやっていないのでなんとも言えませんが。)