muttenz's blog

スイス星空だより

V464 Casの続きです

muttenz.hatenablog.com

これの続きです。極小を観測できたのでその極小を元期にして、今まで唯一の1968年の極小観測がフェーズ0.0か0.5に乗るよう周期を少しだけ1.663349から1.6633485に修正することにしました。

(唯一のと書きましたが、文献をよく見るとその晩、3回の写真観測でどれも暗かったとありますので、真ん中の値、HJD 2440145.48を極小時刻としました。)

そのようにして作成した位相図です。

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APASSの3回の観測データ(赤)もASAS-SNのサーベーデータのカーブにきれいにのります!フェーズ0.5、光度15.8(これは実際の観測値ではなく、適当に選んだ値)のピンクの点が1968年の唯一の極小観測に相当します。これで見ると実際には第二極小だったのですね。

この位相図からするとタイプはEWでしょう。しかし、周期がちょっと異例の長さ、1.66日です。AAVSOのタイプの説明ではEWは通常周期は1日以下とあります。

セバスチャンだったら、これはEBというかな?