muttenz's blog

スイス星空だより

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Thiery Legaultというアマチュア天体写真家の写真

スイスのTV局のサイトに出ていました。 ドイツ語の説明ですが、写真でお分かりになるでしょう。 1枚目はISSが写っています。 3枚目の月がすごいです。 http://www.srf.ch/wissen/natur/der-himmel-auf-der-suedhalbkugel-ist-schoener これは、彼のウェブ…

ASAS052212+2224.2の周期(SWASPデータを使おう)

ASASのサイトでこの変光星の周期は、0.358455d.とあり、phase plotはこのようです。 まあまあの感じですので、SWASPのデータを取得してPDMで周期を求めてみます。(CRTSにはデータがありません。) PDMの様子です。 かなり尖いピークばかり。それぞれ細か…

KaiV16をしつこくもう一度観測

昨晩(1月28日夜)、再度観測しました。(5回目です。) 今回も極小を観測できました。 これまでの5回の観測データをペランソに入れて、周期を探してみました。 0.2-0.4 の範囲では 0.3086 0.4-0.6 の範囲では 0.4458 0.6-0.8 の範囲では 0.6171 0.8-1.…

MdyさんのASASSN-14acのデータを周期解析してみた

vsolj-obs 43788でMdyさんがASASSN-14acの観測報告をなさっていて、しかも彼のブログでそのデータのきれいなライトカーブが見られたので、練習のためにと周期解析を試させていただいた。 観測報告をRでjd_magのデータに変換した。それをプロットするとこうな…

KaiV16の周期はどのくらい?

以前、発見したKaiV14の周期を探す際に感じたことですが、何度も観測しても増減光がめったに写らない場合は周期は長めだろうということ。 逆に、今回のKaiV16は昨日書いたように4回観測して3回増減光が見つかっているので、周期はすごく長くはないだろうと…

KaiV16について

1月24日の夜、KaiV16を約5時間観測しました。 1月12日の発見 http://muttenz.hatenablog.com/entry/2014/01/15/054140 以来、合計4回観測できて、その内3回に極小か増光が捉えられました。 1月12日 1月17日 1月22日 1月24日 かなり暗い…

CSS_J063438+412047 を観測

昨晩(1月24日夜)はまずKaiV16を観測して、SN2014Jを観測、ついでに初めてCCDカメラでM81を撮影、それから、CSSを観測しました。 かなり暗いのでC-11ではちょっと苦しい。途中で薄雲が来たり、シュミカセの補正レンズにだんだん霜がついたりで、ところどこ…

ASAS055041+2513.7のデータ改定、受理されました!

昨日、VSXにこの変光星のデータ改定を申請したら、割にすぐにOKの返事が来ました。 Rでなんとか仕上げたphase plotが合格して良かった! このRでのphase plotの作り方に慣れたら、ペランソよりきちんと思った通りのものが出来るようになるんじゃないかなぁ。…

ASAS055041+2513.7のデータ、改訂

先日から書いているように、ASASに書かれているこの星の周期が間違っていることがはっきりしたので、VSXに報告しようと思いましたが、まずSebastian Oteroに仮に見てもらったほうが良さそうなので出来上がったphase plotなどをメールで送った。 下の2つ。 …

SuperWASPのデータの続き

Katさんがvsolj-12208でSuperWASPについての論文がどこで読めるか教えて下さいました。http://adsabs.harvard.edu/cgi-bin/nph-bib_query?bibcode=2010A&A...520L..10B それを読んだら、FITSファイルのデータの構造について説明があり、ライトカーブのナマの…

SuperWASPのデータ

vsolj-12206でKatさんがSuperWASPのデータが公開されていて利用できるよ、と書いてくださり、しかもRでそれを取り込むスクリプトまでおまけしてくださいました! ありがとうございます! 以前からやっているASASの食変光星の周期をチェックするにあたり、CRT…

KaiV16を再び観測

昨晩(1月17日夜)、奇跡的に天気が良くなりました。友達の演奏会を聞く予定だったので、出かける前に望遠鏡をセットして観測開始。Ngaさんがブログで書いておられたTeam Viewのおかげで、インターネットを利用して、演奏の合間にiPhoneで観測状況をチェ…

KWS (Kiso/Kyoto Wide-field Survey) のデータが利用できる!

今朝、vsolj-12205で前原さんがKWSのデータのことを書いておられたので、KWSのデータをQuery出来ることを知った。 Rのスクリプトを何とか自作して、データをコピーしてスクリプトを走らせると、HJD-magのファイルができるようにした。 早速、試しをやってみ…

2年前の観測フレームとCRTSのデータからもう一つ新変光星を発見

2011年12月に観測したOT_J221232.0+160140のログに変光星?を幾つか見つけたとあり、そのうちの2つが後にはっきり変光星ということになって、KaiV2とKaiV3として、VSXに登録されました。 その他の変光星?がどんなものかもう一度フレームを見て見まし…

MisV1279の近くに新変光星を発見

数日前に、以前の観測記録を読みなおしてみました。(特に2、3年前の冬の観測。) その中で、MisV1279の観測フレームの中で3つほど変光しているかもしれない星が記録されていました。 以来そのあたりを観測したことがありませんでしたので、一体どうなっ…

CNCGZを観測しました。

1月12日夜、CNCGZを観測しました。UGEMさんやKisさんのきれいな観測をみて、どうしてもやってみたくなりました。 今観測に使っている器械はセレストロンのC-11をロズマンディのG-11に載せているものです。観測の度にカメラと望遠鏡合わせて15キロの重量を…

GZ Cncを観測中

月が明るくてファインダーの視野は真っ白。ほとんど何も見えない中、わずかに見える星一つを頼りに導入を試みて、なんとか。望遠鏡の反転になって同じ苦労をもう一度。 今ようやく出来ました。しかも今みたら、前半、補正レンズが霜でかなり白くなってしまっ…

DDE31とNSV18230は暗かった

昨晩、KaiV14の極小を観測した後、CVで何か観測をしてみようと、UGEMさんが観測なさったというDDE31を写してみたけど、Clear filterで120秒積分時間なのになんにも写らない。。赤い線の交点あたりにDDE31はあるはずですが、ほとんどあるかないかほどで、観測…

KaiV14の周期は4.9日!

昨晩(1月10日夜)KaiV14を観測しました。第1極小を観測したつもりでした。 ところが、今までの第1極小はもう少し暗かった。 これは観測の質が悪かったかなぁと、思いながら昨晩のデータをphase plotに組み込んでみたら、なんと昨日の極小は第1ではなく第2だ…

KaiV14を観測中

今日は一日中曇っていたので夕食後少しのんびりして、8時過ぎに外を見たらなんと急速に晴れ上がっている。今日の夜21時前にKaiV14の第一極小がある。(周期を4.9日とした場合の。)本当は第2極小を観測しないと周期が2.45なのか4.9なのかの決定はできない…

望遠鏡のフリップによるライトカーブのギャップ

以前にそれについて書きました。 http://muttenz.hatenablog.com/entry/2013/11/23/071601 昨日も、KaiV12のライトカーブ、特に9月4日の観測のデータにおいて見られるその問題について書きました。 今日は、どのようにしてそのギャップが生じるのかいろい…

KaiV12の観測を再測光して

KaiV12は、9月4日にCV、ASASSN-13cvを観測したフレームから発見しました。 http://muttenz.hatenablog.com/entry/2013/09/08/052418 その時点では比較星とチェック星を用いてする普通の 測光法でライトカーブを作りました。 この変光星はDSCT、たて座デル…

KaiV12をアンサンブル測光で再測光

さっきようやくKaiV12の全観測フレームをもう一度アンサンブル測光で、測光しなおしました。comp. starも全フレームで問題なく写っているのを選びました。 これで、望遠鏡をflip(meinekoさんのブログで習いました!)した時にライトカーブにギャップが生じ…

今年の初観測、CSS140104

vsnet-alert16764でunknown bright CVとして報告されたCSS140104:013741+220312を1月5日夜観測しました。今年の初観測です。 夕刻から薄雲が空を覆っていたので今晩は観測はムリだろうと思っていたら、22時半頃から薄雲が消え始めたのに気が付き、慌てて望遠…

アルヘンホルト天文台の展示品(続き)

昨日、Altona天文台の子午環やそのそばの時計のことを最後に書きましたが、その後日本のサイトで三鷹天文台のゴーチェ子午環のことなどについて書かれているものがあり、そこに同じような精密時計の写真が見つかりました。 http://archive.is/cqJuD で、下の…

アルヘンホルト天文台の展示品

この天文台は、全長21mの屈折望遠鏡が1896年の商品見本市のいわばアトラクションとして作られたあとで、せっかく作ったのだからそれを天文台にしようということで出来たものです。ですから、歴史的にはすごく古いものではありません。 それでも、展示室に…

あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます 本年もよろしくお願いいたします クリスマス前に、ベルリンに行き昨日戻ってまいりました。クリスマス、大晦日、元日などはあちこち休館日になるのであまり観光向けの時期ではなかったのですが、それでも、いろいろ見物した…