今年の初観測、CSS140104
vsnet-alert16764でunknown bright CVとして報告されたCSS140104:013741+220312を1月5日夜観測しました。今年の初観測です。
夕刻から薄雲が空を覆っていたので今晩は観測はムリだろうと思っていたら、22時半頃から薄雲が消え始めたのに気が付き、慌てて望遠鏡をセット、観測を始めました。ただその時点で仰角も40度を切っていたでしょうか、夜半すぎには隣の家の屋根の向こうに消えてしまいました。
下の画像で、中央下の赤い矢印の星が該当のCVです。
ご覧のように、明るめの星がなく、どれもCVよりちょっと明るい程度の似たような光度の星ばかりです。
そこで、今回、Comp.StarとCheck Starで測光する普通のやり方と、アンサンブル測光と両方やってみました。
普通の測光では、C1をComp.S.にC2をCheck S.にしました。C1のVmagは14.021(APASS)です。この測光法でのライトカーブは
アンサンブル全体の合成光度は、12.578。アンサンブル測光でのライトカーブは
ウーン、今回のアンサンブル測光がすごく効果があるとは言えないようです。
結局上のライトカーブに相当するデータを報告しました。
両グラフ共に、y軸はそれぞれC1とアンサンブル全体の光度に対する光度差です。
vsnet-alert16765でKatさんが報告しておられるのでは、Enrique de Miguelnの観測ではダブルピークで周期が0.0578dとのこと。僕の観測でも、一応ダブルピークが見られるようだし、しかもほぼ1周期分だった。