一角獣座のあまり観測されていない食変光星
ドジョウ探しもあまり南のほうだと不便なので、BAVで一角獣座のリストを見てみました。
この辺りだとASASのデータもたっぷりあるので周期や元期も出しやすいです。
最後に観測されたのが一番古いHV Mon、VSXで見たらもうSebastianが周期の改訂などをやっていました。ですから、VSXのデータで食の時刻を計算したら、確実に起こるでしょう。
次のES Mon。ASASのデータを用いてVSX、GCVS記載の周期でphase plotを作るとこのようになりました。周期はそうハズレていません。
なかなかきれいなEAです。PDMで求めた周期や、古い観測記録を入れてphase plot をやってみるとこのようになります。緑ASAS、青古いデータ、赤APASSです。
(一つだけ13.9等位のデータがフェーズ1.0のそばにありますが、これを極小とすると全体が右に少しずれてしまいます。)
この食変光星、周期が11.9986日とほとんど12日です。こうなると極小を観測できる場所、経度は限られてきますね。
EAで周期が長い場合、極小予報が正確でないとほとんど変光しないところばかりにあたってしまうので、このようなEAはあまり観測されずに何十年も経ってしまったのでしょう。
次のHu Mon、元期は合わせていませんがphase plotだけ載せます。これも綺麗です。。
今のところ、上のリストでVSXの周期が大きく外れているのは見つかっていません。V499はSebastianがV502はドイツのHuemmerichという人がもうASASデータで改定していました。