「ASASの周期を系統的にチェックしてみよう 」の続きです
現在、赤経で14時台を調べています。
そうしたらASAS143359+0539.9の周期がおかしいのが見つかりました。
CRTSのサイトでPeriod Searchさせると、0.4285422dを算出して、こんなPhase Plotが出てきます。
これはちょっと周期があっていない感じですね!
ASAS-3のカタログには周期として0.42828dが載っているので、今度はこの周期でPhase Plot させてみましょう。
これはもっとひどい!!
というわけで、どちらの周期も間違っていそうです。
CRTSからデータをダウンロードします。そしてそのデータのJDをHJDに変換します。(この変換は自分で書いたR言語のスクリプトを使ってやってます。)
そしてPDMを使って周期解析。0.1dから0.5dまでを400000分割して計算させます。8秒くらいで結果が出た!
ピークというのもこのグラフ下向きだからおかしいですが、一番下まで行っているピーク0.1763762dが第一候補。この変光星の場合はEW型で山二つで一周期なので、本当の周期はその2倍0.3527524dとなります。(上のグラフでも0.176...と同じくらいのピークが0.352...に見られますね)その周期でCRTSのデータからPhase Plotを作ると。
めでたしめでたしで、綺麗なカーブが出来ました!全く予想の付かない状態で、こういうのが出てきた時は本当に感激です!
PDMの威力はすごいものです。
Katさん、Iakさんのお陰です。改めてありがとうございました!
明日にでも、VSXに報告しよう。