muttenz's blog

スイス星空だより

観測フレームに謎の光跡を発見

久しぶりに投稿します。


スイスの天気はここ半年ぐらいあまり観測向きではありません。気候変動のせいか、曇の日、雨の日が非常に多いです。その隙間を縫って時々細々と食変光星の極小観測を続けています。

数日前、5月19日夜にUMAKMの極小を観測しました。そのデータ処理をしていて大変に奇妙なV字型の光跡が受かっているのに気が付きました。一本の光跡ならばしょっちゅう受かる人工衛星のものと思われるのですが、このような光跡は一体どうして受かったのか説明がつきません。人工天体から何かが分離したのだとすると、分離前の光跡が受かって良いと思います。宇宙線がCCDにぶつかってもこんなに長い光跡は見たことがありません。どなたか、解明してくださいませんか?