KaiV87の第一極小と、第二極小への減光が受かった
KaiV87は2年前にV583 Cygの観測中に見つけたEAの変光星です。
以前にも書きましたが、VSXには記載なし、ATLASではDubiousの分類で記載の周期は完全にハズレです。しかしおそらく他のサーヴェーでももう発見されていることでしょう。
発見以来の観測で位相図はかなり完成しているのですが、第二極小がはっきりしません。どうもフェーズ0.5より少し手前のようなのです。つまり弱い楕円軌道を描いているようです。
この位相図の要素による予報では、12日の早朝に第二極小があるはずでした。果たして昨晩の観測で第二極小への減光が受かりました。
と同時に新変光星が見つかりました。
VizieRには変光星としては記載されていません。
周期などまだ算出していませんが、ライトカーブからの印象はELLかと思います。