ASAS154808+1612.3の観測(続き)
昨夜(6月11日夜)またASAS154808+1612.3付近の星野を観測しました。その星野中今までの観測で、EAタイプのASAS154756+1607.8の極小時が、新変光星では周期、元期、極小時がはっきりしました。残るASAS154808+1612.3の場合は、周期も極小時も極大時も確定できていません。今までの5回の観測を見ると、6月偶数日には増光期、奇数には減光期が観測されてます。つまり、大雑把に言ってこの星のフェーズは2日弱で同じフェーズが来ます。
観測データ全部を使って、周期0.1日から1日を90万分割してPDMで周期を求めてみると、こんなグラフが出来ました。
下向きの一番のピークは0.3990207,次は0.2849924,そして0.6649783となっています。(0.5...は0.28...の2倍)
これは、2日弱の間に周期が5回あるならば0.39.....、7回あるならば0.28.....3回ならば0.66...に対応しています。
それぞれの周期でPhase plot を作ってみました。
0.3990207d
0.2849924d これはちょっと無理やりつなげた感じです。
0.6649783d
一番自然そうに見えるのは、0.3990207dでしょうか?
それにしても星の自転でこんなカーブができるためにはどんな風に黒点が表面に分布していなければならないのでしょうか?とてもわかりません。
カーブだけだとRRにも見えるのでは?ただ、論文に付随したデータ表では、スペクトルタイプがMだそうですから、やはりRotタイプなのですかね?