KaiV17 を観測
昨日、12月28日は朝から夕方まで雪が降ったが、夕刻インターネットで雲の動きを見るとドイツの方から晴れ間がどんどんスイスの方向に近づいてくる。夕食もそこそこに庭の15センチ位積もった雪をかき分けて望遠鏡をセット。晴れてくるのを待ち構えた。
しかしどうしたわけかドイツとスイスの国境で晴れ間は南下するのをやめてしまい、7時頃から結局11時半ごろまでバーゼルの上空には分厚い雲が居座っていた。その後ようやく雲に切れ間が出始めて、オリオン座が見えるようになってきた。
急いでKaiV17を導入して観測開始。気温はマイナス7度位なので、思い切ってCCDをマイナス40度に冷却。それでも冷却能力の75%ですむ。
観測開始後30分ほどでKaiV17は南中してしまったので、望遠鏡を反転し、朝まで起きなくても良いようにした。空はそれから朝まで晴れ続けたので、今朝の最低気温はマイナス12.2度。望遠鏡のあちこちに霜が結晶してついていた。
観測結果の方はどうもこの星は難しい。
赤い点が昨晩の観測だが反転前のデータが恐ろしく外れている。7時頃から観測できていたら、第2極小が観測できたはずなので、残念。
今朝は大急ぎで望遠鏡を片付けた。10時半頃にはまた雪が降り始めてさらに積もった。